ラムダ設計施工説明書ver.171

一般住宅・店舗・高層ビル・病院・工場など用途に応じた建材ニーズを的確にとらえ、窯業系建材の不燃外装材(外壁材)、不燃内装材(内壁材)、耐火パネル、 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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第2編設計施工4-3-1塗装に関する注意事項(1)ラムダを素地感覚で使用する場合コンクリート肌の感触を無塗装仕様に求める建築例も多数あります。ラムダは工業製品ですがセメントの反応をともなって製造されます。したがってパネル表面の色は均質ではなく、セメント特有の色むらが出ます。ラムダリペールも素地感覚を生かしているため色むらはあります。色むらについてお施主様のご了解を得るようにしてください。(2)ラムダに塗装をする場合ラムダは汚れ防止や耐久性向上のため塗装をお願いしております。ラムダに使用する塗料は自由に選択可能ということではなく、押出し成形セメント板に適した塗料を選択する必要があります。「推奨塗料表」(P.149∼)に代表的な塗料を記載しました。その性能を十分発揮させるためには塗料メーカーの注意事項を守り、各塗料の標準塗装仕様に従って塗装する必要があります。 A.セメント板はアルカリ性ですので塗料はそれに適合するものから選定しなければなりません。特に下地塗料の接着は塗膜全体の接着性能を大きく左右しますので重要です。「建築工事共通仕様書」には押出し成形セメント板の下塗り材として「二液形エポキシ樹脂ワニス」が標準とされています(製造所の仕様で代用も認められている)ので選定の参考にしてください。 B.下地塗料と上塗り塗料は同一メーカーの指定材料を選択してください。 C.塗装の事故として、膨れやはがれがあります。これらは一般に基材(ラムダ)に吸収された水分が水蒸気となって圧力を高め、塗膜を持ち上げることにより発生します。したがって施工段階での吸水や施工後の漏水などが原因となります。「適合塗料表」に記載した塗装仕様はJISなどによる浸漬試験によってラムダとの接着性が良好であることを確認したものですが、過剰な水蒸気は事故につながることがあります。 D.塀、パラペット、ビル屋上の目隠し囲い、広告パネルなどについては通常の壁面に使用する場合と異なりラムダ裏面にも降水や日射があります。このような厳しい条件の箇所ではパネルの反りなどが生じやすく、割れにつながることもあります。表面・裏面ともに塗装を行うようにしてください。 E.浸透性の撥水防水剤は、ラムダ表面層に含浸して撥水防水効果を付加します。しかし撥水防水剤の種類によっては吸い込みむらなどによって部分的に光沢が出たり、ラムダの素板の色むらが強調される場合があります。また一般塗料より耐用期間が短いにもかかわらずその機能低下を外観で判断できない欠点があります。そのため推奨リストより除外いたしました。 F.クリア塗装はラムダ素板の色むらを強調する作用があります。外観上問題となる場合が多いので使用しないでください。素地感覚をご希望の場合はラムダリペールをご検討ください。①押出し成形セメント板(ラムダ)の塗装に関する一般的な注意事項②寒冷地における塗装寒冷地においてもラムダの汚れ防止、耐久性向上は重要ですのでラムダリペールもしくは塗装仕様をご採用ください。塗膜は基材内の水分移動に影響を与えるため、塗材の選択によっては基材の損傷につながることがありますので選定にあたっては注意が必要です。「推奨塗料表」に代表的な塗料を記載しておりますが、これに限定するものではありません。塗料メーカーとご相談ください。推奨塗料表はP.149∼記載しています。611


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