ラムダ設計施工説明書ver.231

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


>> P.61

第4章ラムダ施工・シーリング・塗装14-1ラムダ施工4-1-1ラムダ取付け前の作業①ラムダを止め付ける前に、ラムダの表・裏面および実部に欠けやクラックやキズがないかを点検してください。あやまって欠けなどが生じた場合は、その部分を切断して残りを短尺用に使用してください。②ラムダが雨水などで濡れていないかを点検してください。もし濡れている場合は乾燥してから施工してください。表面の濡れは小口シーリングや塗装の接着不良を招きます。中空部の滞水・濡れは乾燥収縮挙動に悪影響をおよぼすことがあります。4-1-2ラムダ施工完了時の作業(1)点検箇所①ラムダに割れ、欠け、汚れがないかを点検してください。②ビス頭の処理やカラ穴の埋め忘れがないかを点検してください。③働き幅の確認をしてください。④小口ジョイントシール幅(10㎜)を確認してください。⑤サッシおよび他部材との取合い部のシール幅(15㎜)を確認してください。⑥換気フードまたはダクト周囲のシール幅(15㎜)が確保され、シール施工が可能であることを確認してください。(2)補修方法①施工後、物が当たるなどで、メス実の先端部などの一部が欠け落ちて破片のある場合は、市販のセメント用接着剤で破片を貼り戻してください。破片がない場合は、欠け部を形に合せてラムダの補修材などで補修してください。実部の定形シール材が破損している場合は貼り戻す前にシーリング材を充填し補修してください。参考:市販接着剤の例コニシ㈱セメダイン㈱㈱タイルメントタイルメントT-100コンクリボンドK10ボンドクイックメンダーコンクリメントA、セメダインスーパー③定形シーリングを見とおし、欠損部がないかを点検してください。欠損部などが発見された場合は、市販のシーリング材を補充してください。禁止中空部が濡れた状態のラムダの施工は厳禁です。⑦シール型笠木の場合、笠木とラムダ取合い部のシール幅(15㎜)の確認をしてください。ノンシール笠木の場合、笠木下地材とラムダ端部が防水テープでふさがれているかを確認してください。⑧小屋根部とラムダ取合い部は当社標準の方法(P.57)で納められているかを確認してください。軒先部は半雪割り加工がされているかを確認してください。②仕上りの働き幅が下表の上限値を超える場合は嵌合部定形シールの防水機能が不十分になる可能性があるため面打ちシーリングを実施してください。注意樹脂モルタルなどによる補修部分は塗料の吸込みが異なるため、基材部と色調が変る場合がありますので、塗装施工者とよく打合せてください。基上準働限き幅値300㎜302㎜303㎜305㎜600㎜602㎜働き幅の上限値61


<< | < | > | >>