2024 内・外装材 設計施工説明書

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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シーリング処理上の注意10×10mmサイズの目地をシーリング処理する場合、333mℓカートリッジ1本あたりの施工長さの目安は、約2.7mです。シーリング材の充填・・・プライマー塗布後、6時間以内にシーリング材を充填してください。シーリング材は奥までしっかり充填してください。シーリング材に気泡や液状物が混入していた場合は取り除いてください。シーリング材充填後、表面にほこり・ゴミ・雨水等が付着しないようにしてください。強風時は特に注意が必要です。ヘラ押さえ・ヘラ仕上げ・目地のすみずみまで行きわたるように、ヘラやナイフなどを使い、しっかりと押さえてください。中空品は、シーリング材が中空孔の中まで入るように、しっかり押さえてください。しっかり押さえた後、シーリング材表面を平滑に仕上げてください。凹まないように注意してください。・・マスキングテープはがし・シーリング材が硬化する前にマスキングテープを棒切れなどに巻き付けながらはがしてください。清掃および仕上がりチェック・・マスキングテープの糊、充填箇所以外に付着したシーリング材およびプライマーは布でふき取ってください。充填作業終了後、目視にてシーリング材の打ち残し、表面の凹凸、気泡などの仕上がり状態をチェックしてください。ご注意・・・シリコーン系シーリング材はサイディングの汚れの原因となりますので、後付けの設備機器等のサイディングとの取り合い部およびサイディング表面にかかる部分には使用しないでください。弊社純正または推奨シーリング材をご使用ください。シーリング材の充填が十分に行えるように、充填幅10mm程度/深さ5mm〜10mmを確保してください。シーリング材の3面接着を防止するため、必ずボンドブレーカー付きのハットジョイナーまたは片ハットジョイナーをご使用ください。また、目地が深いときは、パックアップ材(現地調達)を使用し、適切な目地サイズを確保してください。防火構造が要求される場合は、専用の金属ジョイナーを使用した後、シーリング工事を行ってください。ヘラ押さえは、しっかりと行ってください。押さえ不足で、目地底に残った気泡が原因となりシーリング材が膨れる場合があります。特に中空品の場合は、シーリング材が中空孔の中まで入るようにしっかり押さえてください。シーリング材充填部が乾いていることをご確認ください。雨・朝霧・霜などでシーリング充填部が湿ったままでシーリング材を充填すると膨れが発生する場合があります。・・・シーリング材の保管について・シーリング材は空気中の湿気と反応して硬化します。保管は直射日光を避け、乾燥した冷暗所で行います。カートリッジは水濡れ厳禁です。天候の確認・外気温5°C以下、またはシーリング部の温度が50°C以上の場合、接着不良や発泡等の不都合が起こるので工事しないでください。シーリング部の確認・シーリング材を充填する部分が濡れている場合は接着不良の原因となりますので、シーリング施工は行わないでください。(確認方法:シーリング材充填部にマスキングテープを貼り、簡単に剥がれると濡れている証拠です。)シーリング材を充填する前に、シーリング部のゴミ・油分・水分をハケや布で除去してください。・プライマーは、シーリング材に同梱の専用プライマーをご使用ください。シーリング材およびプライマーは使用期限が定められていますので、ご確認の上ご使用してください。一度開栓したプライマーは、後日使用しないでください。・・・シーリング材・プライマーの確認シーリング部の養生シーリング目地の養生は、マスキングテープをご使用ください。マスキングテープは貼り付け後、2日以内かつシーリング材が硬化する前に剥がしてください。ガムテープのように粘着力の強いテープは使用しないでください。マスキングテープは板端まで丁寧に貼り付けてください。サイディング等の表面模様にも隙間ができないように貼り付けてください。シーリング材が薄く残ると白化する原因となります。・・・プライマー塗布・プライマーは、サイディング木口面に必ず均一に塗布し十分に乾燥させてください。(夏場20分以上、冬場60分以上)168


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