2024 内・外装材 設計施工説明書

戸建住宅・店舗・高層ビル・工場など幅広い用途のニーズに応じて、窯業系建材の不燃外壁材、外装材、木目軒天や、耐火パネル・遮音床材等を生産。長年培われた技術力に基づき、高意匠かつ高性能な不燃建材の開発・製造を行なっています。 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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出隅部●防水紙は「通し張り」も可。「重ね張り」の場合は、左右両側とも胴縁(C形鋼)の幅程度重ねて留めてください。●C形鋼を追加し、留め付け金具を固定する下地を確保してください。●シーリング材のみでの施工は行わないでください。●同質短尺出隅のねじ留め箇所は、必ず先孔4.0mmをあけ座掘りした後ねじ留めしてください。●サイディングの横ズレを防止するために必ずハットジョイナーを使用してください。●ハットジョイナーはねじで、1mピッチで留め付けてください。●ベランダ・バルコニー(サイディングとの取り合い)笠木の壁当たり接合部はシーリング工事してください。サイディングとベランダとの取り合い部は捨て入隅、防水テープ等で十分に雨仕舞いを行ってください。●バルコニー表側のサイディングとオーバーハング用水切の間は、入隅部の端から50mm程度シーリング工事してください。10mm笠木防水テープシーリング材入隅部サイディングバルコニー表側●入隅部の防水紙は「通し張り」せず、必ず「重ね張り」してください。重なり代は左右両側の胴縁(C形鋼)まで重ねて留めてください。●C形鋼を追加し、留め付け金具を固定する下地を確保してください。●サイディングの横ズレを防止するために必ず片ハットジョイナーを使用してください。●片ハットジョイナーはねじで、1mピッチで留め付けてください。軒天井部●防水紙は必ず見切部以上、敷桁の高さまで立ち上げてください。●軒天井ボードとの接合部をシーリング工事してください。●通気は軒裏または小屋裏に逃がしてください。オーバーハング部用水切50mm壁当たり軒先部●下屋根軒先部では雨水が壁に伝わらないように雨押さえ板金を斜めに立ち上げるか、軒先にストッパーを取り付けてください。●軒先部は雨漏りが起こりやすい部位ですので必ず漏水防止のシーリング工事を行ってください。ストッパー(屋根施工者が行う)下屋根部パラペット・オーバーハング部シーリング材●オーバーハング部には、オーバーハング部用水切(出隅・入隅・エンド部材もあります)を使用し、サイディングとの隙間を10〜15mm程度あけてください。●サイディングの下端をカットして使用する場合は、木口からの吸水を防ぐために木口用シーラーを2回塗りしてください。2回目の塗布は、1回目が乾燥してから行ってください。切断木口が見える場合は木口用シーラーを塗布し、乾燥してから補修塗料を塗布してください。不都合の恐れのあるオーバーハング部施工例サイディング笠木取り合い●パラペット・ベランダ・塀などの笠木を水平または、外壁側に勾配を取りますとサイディング表面に雨水が大量に流れ、汚れ・雨漏りの原因となります。笠木を取り付ける場合には、サイディングの表面と反対側に勾配を取ったり、サイディング表面に雨水が流れないように笠木を大きめに張り出すなどしてください。●笠木の張り出しおよびサイディングのかぶり代は、30mm以上としてください。●雨風の強い地域では、笠木とサイディングの取り合い部から雨水が吹き込み、雨漏りの原因となることがあります。十分にシーリング工事を行ってください。壁内の通気を妨げないでください。)シーリング材同質出隅シーリング材※上記のような通気層を塞ぐ施工をするとサイディング裏側に流入した雨水や壁体内結露水を排出できず、サイディングおよび軒天材の基材劣化を引き起こす恐れがありますので行わないでください。30mm以上シーリング材30mm以上※耐火構造が必要ない部分には強化せっこうボードの施工は必要ありません。57


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