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熱伝導用フィラーへの応用

特徴

耐水性を強化した酸化マグネシウム(WRシリーズ) 、当社で初めて量産化に成功した合成マグネサイト(マグサーモ) は、熱伝導フィラーに要求される特性(熱伝導性、耐熱性、硬度、耐水性、耐酸性)をバランス良く有しています。
価格も手ごろであり、粒径サイズも幅広く取り揃えていますので、各種用途へ応用いただけます。

吸湿特性データ
吸湿特性データ ※測定条件:85℃-85%RH
当社製品特性例
酸化マグネシウム
耐水処理品(WRシリーズ)
無水炭酸マグネシウム
合成マグネサイト(マグサーモ)
SL-WR P-WR PSF-WR MS-PS MS-L MS-S
平均粒子径(μm) 9.8 3.2 1.0 21.0 8.0 1.2
比表面積(m2/g) 5.0 8.8 6.6 0.1 0.5 5.5
見掛比重(g/ml) 1.56 0.78 0.70 1.16 0.85 0.86
MgO(%) 97.0 96.3 97.5 47.6 47.4 47.4
特徴 高熱伝導、表面処理により
耐水性を改善
高熱伝導、耐水、耐酸性に優れる
アルミナに較べ硬度低

参考

一般にプラスチックは軽量化、断熱、絶縁材料として優れていますが、熱伝導率が約0.1〜0.3W/m・Kという低い欠点があります。
近年、電気・電子部品の小型・高集積化が進んでおり、機器内部で発生した熱がプラスチック部品に蓄積され、外部に放熱できないために製品設計に制約が生じるケースが出てきています。
回路から生じる熱を素早く除去する対策が極めて重要な課題となっており、半導体封止樹脂や放熱シートにおいて、絶縁性を有する熱伝導率の高いフィラーが求められています。

絶縁性の熱伝導フィラーとしては、一般に酸化アルミニウムAl2O3や酸化ケイ素SiO2が使用され、さらに熱伝導率の高い酸化マグネシウムMgO、窒化ホウ素BN、窒化アルミニウムAlN等も検討されていますが、いずれも下表のような利点・欠点を有しており、用途、要求性能によって使い分けられています。

化学式 特性 性能比較
真比重 熱伝導率
(W/m・K)
モース硬度 熱伝導性 硬度 耐水性 耐酸性 価格
酸化マグネシウム MgO 3.6 45-60 6 × ×
無水炭酸マグネシウム MgCO3 3.0 15 3.5
水酸化マグネシウム Mg(OH)2 2.4 8 2.5 ×
酸化ケイ素(溶融シリカ) SiO2 2.6 2 6 ×
酸化アルミニウム Al2O3 3.9 20-35 9 ×
六方晶窒化ホウ素 BN 2.3 30-50 2 ×
窒化ケイ素 Si3N4 3.4 20-90 8 × ×
窒化アルミニウム AlN 3.2 150-250 7 × × ×