ラムダ設計施工説明書ver.171

一般住宅・店舗・高層ビル・病院・工場など用途に応じた建材ニーズを的確にとらえ、窯業系建材の不燃外装材(外壁材)、不燃内装材(内壁材)、耐火パネル、 木造耐火用指定部材等を一貫生産。高度な機能付加で各業界からは高い評価を受けています。


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防水について5-1防水の基本一般的に外壁材はパネル自体が雨水を遮断する機能を持ちます。一方パネルは面積が有限ですから壁面は複数のパネルで構成されます。したがって、パネルの接合部が出てきます。またサッシなど他部材との接合部も出てきます。この接合部も防水機能が必要になります。物理的な手段として重ね合わせなどの方法も考えられますが(よろい張り)、一般にはシーリングで止水を行います。通常シーリングはパネルより短寿命であるため、シールが劣化したときの漏水に備える必要が出てきます。このため、二次防水、三次防水といわれるバックアップ防水が考えられています。屋根面との接合にも配慮が必要です。ケラバの処理、笠木下の処理などが不十分であると漏水事故を起しかねません。5-1-1外壁材における防水の考え方5-1-2ラムダにおける防水ラムダは緻密なセメント成形体として高い耐凍害性を有しています。しかしながら、雨水、結露水などがパネル裏面や中空部などに滞留しますと条件が過酷になり、凍害などを生じさせる可能性が出てきます。基板を過酷な条件にさらさせないため、外部からの雨水などの浸入防止、結露防止などの対策が必要になります。5-1-3ラムダ基板への影響パネル保護の観点から考えると、①水分を浸入させない、②浸入した水分を速やかに排出する、ということがポイントになります。①浸入させない対策としては既に述べましたバックアッ プ防水の対策をとって万全を期すことが求められます。 壁内の結露も水分浸入ということになります。結露 は壁構成材の熱伝導率、透湿係数などからリスクを 計算により予測することができます。特に寒冷地で は設計時点でご確認いただきたい事項です。②排出という面では通気構法が有効です。パネル裏面 に空間を有することで浸入水および結露水の排出経 路を確保することになり、また通気により濡れた面の 乾燥も期待できます。 パネルと水切との空間の確保をお願いしています。 この部分をシール施工されると水分の排出経路、通 気路を塞ぐことになりますので避けてください。いずれにしましても複合的な対策をとって万全を期することをお願いしたいと考えています。5-1-4壁体に滞留させない防水の考え方防水は外壁の重要な機能の一つであるとともに外壁材そのものの寿命を左右する事柄です。防水に関する配慮すべき事項は本カタログの各所に記載されています。ここではアウトラインを示します。ラムダはパネル同士が接合できる嵌合形状となっており、嵌合部には定形シーリングが打設されていますので、止水性があります。小口両端のジョイント部については不定形シーリング材の現場施工が必要となります。ラムダにおきましては嵌合部とジョイント部のシールだけで十分止水機能を果たすことができますが、屋外暴露される不定形シール材の寿命などを考慮し、万全を期すため透湿防水シートなどのバックアップ防水をお願いしています。また二次防水ハットジョイナーによるシステムなどもご提供しておりますので、立地条件などによりましてご採用をご検討ください。第5章631


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