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10℃12℃14℃16℃図1.地温不易層温度地温不易層深度12〜14m18℃0.0m0.3m0.6m1.2m3.0m5.0m1357911月(b)地温の年変化5地下室の結露防止と結露計算地下室は機械室、収納用のための倉庫などに使われています。この場合、室内環境の温度については問題が少ないのですが、湿気や通風の点で万全を期しても地上に及ばない点があって、地上の室内と違った対策が必要になります。地下は防音性にすぐれ、外気温に比べきわめて安定した温度状況にあります。地下室は、地温不易層温度の影響を受けて年間を通して一定した温度に保たれています。地温不易深度は地下12〜14mにあり、たとえば関東地域では16℃程度です。(図1)地表より地下5m位まで下がると地上の外気温がどんなに変化しても、そこの温度はほとんど変わらないために、夏に涼しく冬は暖かい空間となり、こと温度に関しては快適な環境になっています。(図2)3228242084101612地温℃0.0m0.1m0.2m0.6m0.3m2610時刻141822(a)地温の日変化28262422201816141210地温℃図2.地温の変化水蒸気圧4.03.53.02.5(kPa)2.01.5301AB228℃2.63kPa20温度(℃)10温度16℃躯体飽和水蒸気圧実在水蒸気圧1.8kPa空気層保温板3号硬質ウレタンラムダ15202659水蒸気圧4.03.53.02.5(kPa)2.01.51.0301A28℃22.63kPa20温度(℃)10温度飽和水蒸気圧実在水蒸気圧躯体16℃1.8kPa空気層285ラムダ150ラムダ単板の場合ラムダと断熱材の組み合わせの場合